傷ついたヒロインたち・・・

久々にロマンス小説をとりあげてみます..._〆(゚▽゚*) メモメモ

今回ご紹介するのは、20年以上も前からハーレクイン・イマージュのラインナップに名前を連ねてきた、イギリスのベテラン作家ソフィー・ウエストンの作品です*:.。☆..。.(´∀`人)

ここ数年来、というか2002年に刊行された「億万長者のプロポーズ」(I-1560)以降、日本で翻訳出版される彼女の作品は、カルプ・アンド・クリストファー(C&C)なる広告代理店の関係者やその家族を主人公にすえたスピンオフがほとんどで、正直言ってマンネリ化した印象は否めませんが、古い作品には結構粒のそろった力作も多いので、機会がありましたら、ぜひご一読なさってみてください

ソフィー作品の特徴をあげるならば、心や体、あるいはその両方に傷を負ったヒロインが次々と登場することでしょうか――過去に不幸な恋愛や結婚生活を経験し、そのトラウマから逃れられないヒロインや、家族のトラブルに苦しめられているヒロイン、はたまた突発的な事故によって体に傷を負ったヒロインなどなど、程度の差こそあれ、彼女の作品では、ほとんどのヒロインが何らかの形で過去からの傷を引きずっていて、そのせいで恋愛に対して非常に臆病になっているようです

日本でのデビュー作「霧のヴェニス」(I-300)のヒロイン・セアラも、心と体に癒しがたい傷を抱えています...(;´_ヘ;)ホロリ

もともとセアラは将来を嘱望されたバレリーナで、新進気鋭の作曲家ロバートの婚約者でしたが、足首を傷めて踊れなくなったせいでバレリーナとしてのキャリアが閉ざされ、ロバートとの仲も破局してしまいました

傷心のセアラに残された唯一の希望は、外国のクリニックで最先端の治療を受ければ足首も完治して、舞台に復帰できるかもしれないという、わずかな可能性だけでした――けれども、それには膨大な費用がかかるので、身寄りのない彼女は手術費を稼ぐために、法外な報酬に釣られて、秘書泣かせで悪名の高いイタリア人教授個人秘書に応募する決意を固めます

ところが面接の席に姿を見せたのは、パーティの夜にセアラの情熱を激しくかき立てた、謎めいて危険な魅力をたたえている男性でした――彼こそが、セアラの雇い主になるベン・カヴァルリ教授で、叔父の学位論文を仕上げるためにヴェニスの自宅に滞在してほしいと、セアラに申し出ます

ベンの魅力に心を乱されながらも、身辺にまとわりつく元婚約者のロバートから逃れるために、セアラはベンの申し出を受諾してヴェニスへ向かいますが・・・((((( ( (ヽ(;^0^)/

互いに惹かれあっていながらも、過去のトラウマや、つまらない偏見・嫉妬・プライドのせいで、少しずつ気持ちが食い違っていくベンとセアラの関係が、最後まで読者をハラハラさせてくれます

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